非常食給食の日
今日は、「非常食給食」の日。子ども達は、非常食の種類・食し方・備蓄の必要性等を理解するとともに、防災意識の向上を図ることを目的として、非常食給食をいただきました。
メニュー:田舎ごはん やきとり 味噌汁 切り干し大根のうま煮
<今日の給食の放送より>
今日の給食は非常食です。
地震や津波などの災害が起きたときのために、あらかじめ準備しておく食料のことです。災害が起きたときには、道路が使えなくなったり、情報が伝わらなくなったりして、食料や生活用品などが届きにくくなります。また、水道やガス、電気が使えなくなり、食事を作ることが出来なくなってしまうこともあります。そのときのために、自分たちで3日分、できれば1週間分の非常食を準備しておくことが大切です。
3日分というのは、人が水や食料なしに生きられる限界が3日間といわれており、災害が起きたときには、まず救助活動を優先することや、食料などの物資が届くようになるまでに、過去の災害状況から3日ほどかかることもあるといわれているからです。
非常食として、まず、水は1人あたり1日3リットルを目安に準備しましょう。食べ物は日持ちのする缶詰やレトルト食品、ジュース、お菓子など、食べ慣れているものを用意し、リュックなどにまとめて入れておくと、持ち運びやすく便利です。
また、家でしっかりと準備しておいても、家が)倒れてしまったり、家にたどり着くことができない場合もあります。そのようなときは、小学校や公民館などに避難することもあります。そのときのために、小学校には防災備蓄倉庫があり、非常食やカセットコンロ、毛布、簡易トイレなどの防災用品がおいてあります。
「田舎ごはん」はアルファ米といって、お米をおいしく炊いた後に乾燥させたものなので、お湯か水を入れるとおいしいごはんに戻ります。袋の中にスプーンが入っているので、とても便利です。「やきとり」、「切り干し大根のうま煮」「みそ汁」の缶詰は缶きりを使わなくても開けられる「プルトップ式」の缶です。開けたら、そのまま食べることができますよ。
今回の非常食の給食は、エネルギーやたんぱく質などがいつもの給食と変わりなく、栄養価が高いものになっています。
しかし、実際、災害が起きた場合には、非常食の中から、2品ほどしかもらうことはできないそうです。そのような時のためにも、自分達で必要な量を準備しておきましょうね。今日は、非常食の食べ方や味を実際に体験してみましょう。
家に帰ったら、おうちの人と非常食について話し合ってみてくださいね。
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